
歯科
DENTAL CARE
犬猫の歯科治療 | 宮田動物病院(静岡県沼津市)
口臭や歯石が気になっても
治療をためらっていませんか?
麻酔が
心配
高齢
だから
歯は
抜きたくない
そのような理由で歯の治療を迷っている飼い主さんは少なくありません。
当院では、“できるだけ歯を残す”ことを大切にしています。
ご不安やお悩みがありましたら
いつでもご相談ください
当院の歯科治療が信頼される4つの理由
▼
マイクロスコープで見逃さない、精密な歯科治療
肉眼では見えない歯のトラブルも、マイクロスコープ(高倍率拡大顕微鏡)を使って、細かく確認しながら治療します。



肉眼では気付けない異常も、このようにはっきり見えるようになります。小さな病変や歯の根元までしっかりと観察できるため、早期発見・精密な処置・歯の保存が可能になります。
実際の処置動画です
▼
歯の隠れた部分まで見える、歯科用レントゲン
見た目では分からない歯の中の異常を見逃しません。歯の根っこの病気や炎症などは、表面からでは判断がつかないことも多く、より精密な検査が必要になります。


一見、異常がないように見える歯も、歯が溶けていることがわかります。当院では歯科用レントゲンを使って、歯の“見えない部分”まで確認し、適切な治療方針を立 てています。
▼
抜かない選択肢を残せるCT
「この歯、本当に抜くべき?」を見極めるために、当院ではCTを使用し、歯や顎の構造を三次元(3D)で立体的に確認することができます。


CT画像を元に作成した3D画像です。通常では確認できない歯の裏側まで観察することができます。従来の検査では見えなかった部分まで確認できるため、歯を残すための選択肢を、より正確に判断することが可能になります。
▼
安心して受けられる、痛みの少ない麻酔管理
「麻酔が心配で、歯の治療に踏み出せない…」そんな飼い主さんにも、安心していただけるよう工夫しています。
当院では、全身麻酔に加えて局所麻酔も併用することで、できるだけ痛みを抑えた治療を行っています。
年齢や体格、健康状態に合わせた麻酔プランを個別に設計し、事前検査や術中のモニタリングも丁寧に行います。高齢の動物にも対応できる場合がありますので、気になる方はまずはご相談ください。その子の状態に合わせて、しっかりとご説明させていただきます。
歯科診察から治療までの流れ
01
ご来院・問診
02
診察・ご説明
→ ご予約時間にご来院いただき、受付で問診票をお受け取りください。まずは歯科専用の問診票をご記入いただき、気になる症状やご希望などを詳しく伺います。
→ お口の状態を診て、必要に応じて処置例の写真を使いながらご説明します。診察室では実際にお口の中を確認しながら、今後起こりうることや治療方法についてご説明します。ここで、大まかなお見積もりをお伝えすることも可能です。
03
手術日の決定・麻酔前検査
→ 治療内容が決まれば、日程を決めて麻酔前検査を行います。治療が必要な場合は、処置の日程を決めます。麻酔前検査(血液検査・画像検査など)は、初診日または手術当日に実施いたします。
処置当日(日帰り手術)
04
→ 朝9時に来院。麻酔導入後、各種検査とマイクロスコープで治療。 手術当日は絶飲・絶食でご来院いただき、お預かりします。 ・麻酔導入後、頭部CT検査を実施 ・手術室へ移動し、口腔内写真(Before/After)を撮影 ・歯科レントゲンを撮影し、マイクロスコープを使って治療開始 ・治療後は、歯周ポケットの測定とポリッシング(研磨)を行います 手術後は麻酔覚醒後数時間は院内で様子を見させていただき、基本的に日帰りでお返しできます。ご希望があればお泊まりにも対応しています。
お迎え・ご説明
05
→ 治療後の画像や動画をもとに、処置内容をご説明します。お迎えの際に、実際の画像や治療中の様子をお見せしながら、歯の状態や治療内容についてご説明します。歯周ポケットを測定したデンタルチャートもプレゼントしています。
06
アフターケア・定期検診
→術後も定期的なチェックを行い、ホームデンタルケアの効果を確認します。 術後は以下のスケジュールで検診をおすすめしています ・術後2週間(経過チェック) ・術後3ヶ月 、6ヶ月、1年(定期検診) ハミガキの仕方やおうちでのケアについても、気になることがあればいつでもご相談ください。
手術費用について
動物の歯科治療は、お口の状態や体格、必要な検査や麻酔 の内容によりかかる費用には幅があります。
そのため、当院ではまず診察・検査を通じて状態を把握し、その子に合った治療とお見積もりをご案内しています。
以下は、よく行う処置の概算費用です。

軽度歯周病
90,000円 ~ 120,000円
歯科用レントゲン撮影やCT検査などで診断をし、基本的な歯周病治療(顕微鏡下でのクリーニングなど)を行う場合。
こんな症状の子たちに
・少し歯肉が赤い
・少し歯石がついている
・手術後のメインテナンス

中等度歯周病
100,000円 ~ 180,000円
通常の歯周基本治療に加え、将来に備えた数本の抜歯、清掃性を上げるため(ブラッシングができやすいように)の抜歯。または歯を残すための徹底したクリーニングを受ける場合。
こんな症状の子たちに
・歯肉が下がっている
・かなり歯石がついてい る
・歯の本数が足りない

重度歯周病
150,000円 ~ 250,000円
複雑な抜歯や、残しておける歯がなくほとんどの歯が歯石で覆われている場合。
こんな症状の子たちに
・目の下が腫れている
・強い口臭がする
・鼻水、くしゃみ
※術前検査費用が別途でかかります。
※猫の歯科処置も上記の診療費用をご参照ください。
麻酔について
当院での⻭科治療は全⾝⿇酔下で⾏います。⿇酔下で実施することで、安全で正確な診断治療が可能になります。

人工呼吸器搭載麻酔器
Prima 450Penlon

動物用生体モニター
iPM12 Vet Mindray
なぜ全身麻酔が必要なのか
⻭科治療には必ず痛みを伴います。腫れている⻭⾁を触ったり、場合によっては抜⻭も⾏います。また、動物はじっとして⼝を開けているということができません。そのため、全⾝⿇酔をかけさせていただくことで不動化を⽬的としております。
局所麻酔
局所麻酔を併用することで、痛みの軽減だけでなく、全身麻酔薬の使用量も抑えることができます。動物への負担をできる限り減らせるよう、処置内容に応じて使い分けています。
歯科治療の麻酔に対する当院の工夫
どれだけ健康な⼦に対しても、100%安全な⿇酔は存在しません。しかし、可能な限りリスクを軽減するために、当院では⿇酔前検査を実施しております。また、高齢の子や持病のある子の場合も、状態をしっかり確認したうえで、最も安全な方法を選択しています。

歯の健康は、命を守る。
「口臭がする」「歯ぎしりをする」などの症状はお口のトラブルが原因であることがほとんどですので、お気軽にご相談ください。他にも初めて動物と一緒に暮らすという方にもアドバイスをさせていただいております。
最後に
⿇酔リスクや治療費などのさまざまな障壁によって、その時ベストな治療ができなくとも、症状を減らして⽣活の質を上げることが可能な場合があります。
⻭に関して、気になることがありましたら、是⾮⼀度ご相談ください。