この記事の執筆者
宮田 翔平
宮田動物病院院長。静岡県沼津市で60年以上続く地域密着の動物病院として、飼い主様に寄り添った丁寧な診療を心がけています。
「犬の爪切りで出血させてしまいそうで怖い」「どこまで切っていいのかわからない」と悩んだことはありませんか。
本記事では、獣医師が実際に行っている爪切りの方法をもとに、爪切りのタイミングや爪の構造、自宅で安全に切るためのポイントについて解説します。あわせて、動物病院で使用している爪切りの種類もご紹介します。
当院のYouTubeチャンネルでは、実際に犬の爪を切りながら、出血させにくい切り方やコツを動画で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
宮田動物病院(静岡県沼津市)では、ご自宅での爪切りに関するご相談から、黒い爪や変形した爪など、ご家庭では対応が難しいケースの爪切りまで対応しています。「自宅での爪切りに自信がない」「嫌がってうまく切れない」という方は、お気軽にご相談ください。

当院では体格、爪の大きさに合わせて爪切りを使い分けています。
主に使用しているのは、次の4種類です。
リング状の穴に爪を通して切るタイプの爪切りです。当院では、主に猫の爪切りで使用しています。
子犬など、爪が小さく細い子に使用する爪切りです。どうぶつの小児科に来るような小さな子では、このタイプを使うことが多くあります。
2枚の刃で爪を挟んで切るタイプです。当院では、犬の爪切りに最もよく使用しています。
爪の角を丸く整えるために使用します。

爪が伸びているかどうかは、フローリングを歩いたときの音がひとつの目安になります。
歩くたびに「カチャカチャ」と爪の音がしている場合は、爪が肉球より先に床についている状態です。そんなときは、爪を切ってあげるタイミングと考えてよいでしょう。
また、コーギーやダックスフンドなど足の短い犬種では、爪が伸びることで変形してしまうことがあります。変形した爪は切り方に少しコツが必要になるため、不安な場合は動物病院で切ってもらうのもひとつの方法です。


犬の爪の真ん中には、血管と神経が通っています。
そのため、一度にバツンと切ってしまうと、血管や神経を強く圧迫したり、切りすぎて出血してしまったりすることがあります。
そこで大切なのが、一度に切ろうとせず、爪の周りから少しずつ切っていくことです。少しずつ角を落としていくように切ることで、血管や神経への負担を少なくしながら、安全に爪を整えることができます。


犬の爪を切る際に意識すべきポイントは以下の通りです。
まず意識したいのが、爪の白い部分を切りすぎないことです。白い部分の奥(根元側)には血管と神経が走っているため、切りすぎると出血や痛みの原因になります。
次に、一発でバツンと切ろうとしないことです。一気に切ると血管と神経を圧迫してしまいます。周りから少しずつ角を落とすように切り進め、最終的に爪が丸く仕上がるよう整えていくことが大切です。
なお、爪の色が黒い場合や外から見ても血管がどこまで走っているか分からない場合は、動物病院で切ってもらうとよいでしょう。

また、実際に獣医師が爪を切っている様子は、ぜひ動画でも詳しくご確認ください。
犬の爪切りで最も大切なのは、一発でバツンと切らず「周りから攻める」ことです。爪の真ん中には血管と神経が通っています。周囲から少しずつ角を落とすように切ることで、出血や痛みのリスクを抑えながら切り進められます。
白い部分を切りすぎず、最終的に爪が丸く仕上がるよう整えることを意識してください。
爪の色が黒い場合や外から血管の位置が確認できない場合や爪が変形している場合は、自宅での対応が難しいことも多いため動物病院で切ってもらうのが安心です。
宮田動物病院(静岡県沼津市)では、獣医師が一頭一頭の爪の状態を確認しながら安全に爪切りを行っています。愛犬の爪切りにお困りの方は、お気軽にご相談ください。
なお、本記事の内容は当院のYouTubeチャンネルでも動画で解説しております。獣医師が実践する犬の爪切り方法が気になる方は、ぜひご覧ください。