この記事の執筆者
宮田 翔平
宮田動物病院院長。静岡県沼津市で60年以上続く地域密着の動物病院として、飼い主様に寄り添った丁寧な診療を心がけています。
ペットショップからお迎えしたばかりの子犬で、耳の奥が汚れていて臭いがするとのことで来院されました。
耳の中を確認すると黒っぽい耳垢が多く認められたため、ビデオオトスコープを使用して外耳道の奥まで詳しく観察しました。
ビデオオトスコープで耳の中を観察すると、**耳垢の中を動く耳ダニ(ミミヒゼンダニ)**が確認されました。
黒い耳垢が付着しており、その中に耳ダニが確認されました。
検査結果から、**耳ダニ症(ミミヒゼンダニ感染症)**と診断しました。
耳ダニに対する駆虫薬を使用し、その後の耳の状態を確認していくこととしました。
ここも今よりこれくらい短くていいです。「耳ダニそのものを駆除するだけでなく〜」は、なくても内容は十分伝わります。
治療後の再診時に、再びビデオオトスコープで耳の中を確認しました。
初診時に認められた耳ダニは確認されなくなり、黒っぽい耳垢も大きく減少していました。
耳ダニは、特に子犬や子猫などの若い動物でみられることがあります。
特徴として、
といった症状がみられることがあります。
また、耳ダニは犬や猫の間で感染することがあるため、新しく子犬や子猫をお迎えしたご家庭ですでに他の犬や猫を飼っている場合には注意が必要です。
子犬や子猫をお迎えした直後に、
「耳の中が黒い」
「耳が臭う」
「耳をよくかいている」
「頭を何度も振っている」
といった様子がみられる場合には、耳ダニなどの耳の病気が隠れていることがあります。
耳の表面だけでは分からないこともあるため、必要に応じて耳の奥まで詳しく確認することが重要です。
特に新しく動物をお迎えしたばかりの場合や、同居している犬や猫がいる場合には、気になる症状があれば早めにご相談ください。